「挑戦の影にある恐怖心。それでも、根拠のない自信を持って一歩を踏み出す」 そう静かに、しかし芯のある声で語るのは、現在大学2年生の年齢でギャップイヤーを選択している新名ゆうさん。
高校中退、岡山での福祉・教育の現場への飛び込み、そして体調不良による挫折……。激動の10代を過ごし、現在はブランド「Yasuragi」の運営に関わる彼女が、アパレルブランド『Liguee®️』とのコラボレーションを通じて見つけた「自分を信じる強さ」と「挑戦の本質」に迫ります。
X(クロス)オーバープロジェクト…Liguee®️とのコラボでX(クロス)したお互いの価値をさらなる価値に繋げ、挑戦する人の幅を増やすためのプロジェクトです。
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高校中退、そして岡山へ。教育への問いから始まったギャップイヤー

ーー新名ゆうさんは現在、大学に所属せず「ギャップイヤー」という選択をされているそうですね。これまでの経歴を簡単に教えてください。
高校2年生が終わったタイミングで高校を中退しました。そこから今まで、学校という”枠組み”には通っていません。現在は、将来的に大学へ通うための準備をしつつ、いただいた機会に対してお仕事をさせてもらいながら、いろいろなことにチャレンジしている期間です。
一番大きかったのは、去年の4月から9月まで、岡山で一人暮らしをしながら通信制高校のサポート校「無花果」で働かせてもらったことです。
ーー10代での単身岡山移住、大きな挑戦ですね。
実は、前向きな理由ばかりではなかったんです。家庭の事情なども重なり、半分は「自立しなきゃ」という切迫感で飛び込んだ挑戦でした。もともと私自身が高校に通うのがしんどかった時期があり、学校教育に対してずっと疑問を抱いていたんです。
「どういう教育が、本当に目指べきものなのかな」という問いを持ちながら、日々、学校に通う生徒たちと関わっていました。
「正しさ」への葛藤と、「余白」を求める心への変化

ーー教育の現場で生徒たちと関わる中で、どのような気づきがありましたか?
相手の状態を見た上で、どういうアプローチを取ったらいいのかを他のスタッフと悩みながら考える時間はすごく楽しかったです。ただ、関わりが深くなるにつれて、「自分はこれでいいのか」という葛藤も生まれました。
自分の人生すらまだ上手く生きられていないのに、教育者として相手を自分の思うような方向に変えようとしてしまっているんじゃないか、と不安になってしまって。
もっと自分自身が勉強しなければいけないと感じ、そこからは教育という枠に縛られず、自分がその時々に興味を持ったことに手を出してみるようになりました。大学に行こうと決めたのも、それがきっかけです。
ーー他者をサポートする側から、まずは自分自身の人生を見つめ直すフェーズに入ったのですね。
そうですね。誰かを助ける前に、今の自分はまだそこ(支援する側)じゃないな、と気づきました。これまでは、社会に対して「こういうビジョンがあります」と掲げることで、自分のアイデンティティを保とうとしていた部分があったんです。
でも、常に成果や分かりやすい数字で評価され、進み続けなければならない資本主義社会のシステムに対して、どこか漠然とした怒りのようなモヤモヤがあって。
だからこそ今は、社会の求める「良い生徒」や「正しいビジョン」ではなく、自分自身が本当にワクワクすること、本当に好きなものは何だろう、という「余白の時間」を大切にしたいと思っています。
最近”リグった”こと:あえて進まない「公園での読書」という選択

ーーゆうさんにとって、最近「リグった(殻を破って挑戦した)」と感じるエピソードはありますか?
派手な挑戦ではないかもしれないんですけど、こないだ、本当はやらなきゃいけないタスクがあった日に、どうしても気分が落ち込んでしまって。その時に、思い切って公園に行って本を読んだんです。これが、私にとってはすごく「リグった」ことでした。
世の中的には、休んだり、余白を作ったり、進むのをやめる選択をすることってすごく罪悪感があるし、難しいことだと思うんです。でも、あの日の自分は「今の自分にはこれが必要だ」と直感して、その選択を許してあげられた。カタルシス(浄化)の形は人それぞれでいい。そうやって自分をケアした上で、また次のやるべきことに向かえばいいんだと思えた経験でした。
Ligueeとのコラボ:デザインを通じて向き合った「信じる」というコア

ーー今回、カルチャーアパレルブランド『Liguee』とのコラボレーションを決められた理由を教えてください。
世の中に向けて届けたいメッセージがあるとき、言葉でそのまま伝えるのではなく、プロダクト(モノ)という形に落とし込んで届けるのってすごくスマートで素敵だなと思っていました。特に服は、身に付けるだけでその日の気分が変わる特別なものです。Ligueeさんのモノづくりに共感して、ぜひ挑戦してみたいと思いました。
ーー実際のデザイン制作はいかがでしたか?
すごく難しかったです! 何枚もデザインを描いてはボツにして……を繰り返しました(笑)。でも、ただ可愛いものを作るというより、デザインを描くプロセス自体が「自分はどうやって挑戦してきたんだろう」という深い内省の時間になりました。
今回、2つのコンセプトを作りました。一つは「プリンセス」。私自身がプリンセスであると思い込む、つまり自分を信じるためのデザインです。もう一つは「小人たち」。目には見えなくても、自分を守り、見守ってくれる存在がきっといる、というメッセージを込めています。デザインを通じて、自分の中にあるコアな想いに気づかされました。届ける以前に、私自身がこの機会から受け取ったものが本当に大きかったです。
コラボ商品
①商品名:『小人たち』
小人たち Tシャツ(プリント)ホワイト


小人たち Tシャツ(プリント)グレー


デザインに込められた想い

ひとりで前に進むのって怖い。
新しいことに挑戦するときも、
大きな決断をするときも、
私たちは不安になります。でも、もし見えないところであなたを応援してくれている存在がいたら?
私は、きっと誰にでもそんな存在がいると思っています。
本当にいるかどうかは問題ではありません。
「大丈夫。」
そう信じられるだけで、人は一歩前に進めるからです。
このデザインに描いた小人たちは、
そんな見えない味方の象徴です。落ち込んだ日も、
自信が持てない日も、
挑戦するのが怖い日も。この服を着たときに、
「私には小人たちがいる」
そう思い出してもらえたら嬉しいです。
新名ゆう
②商品名:『プリンセス』
小人たち スウェット(バックプリント)× Liguee®️花ロゴ(刺繍)


プリンセス スウェット(バックプリント)× Liguee®️糸の鳥ロゴ(刺繍)


デザインに込められた想い

子どもの頃、プリンセスになるのに理由なんて必要ありませんでした。
特別な才能も、
誰かからの許可も、
証明できる何かも必要なかった。ただ、自分がプリンセスであると信じるだけだったはずです。
でも大人になるにつれて、
私たちは自分を信じることが難しくなっていきます。本当に特別なのか。
本当にできるのか。根拠を探してしまいます。
でも、特別だから信じるのではなく、
信じるから特別になれるのかもしれません。このデザインに描いたプリンセスは、
あなたの中にいる “Your Inner Princess” の象徴です。自信がない日も、
自分がまだまだだと感じる日も、
夢を見ることを諦めそうな日も。この服を着たときに、
「私はプリンセスなんだ」
そう思い出してもらえたら嬉しいです。
新名ゆう
読む人に向けて:根拠はなくても、自分は特別な存在だと信じてみる

ーー最後に、メディアを読んでいる読者へメッセージをお願いします。
このメディアは「挑戦することを後押しする」というコンセプトだと聞いています。私自身、今までの挑戦は「そうせざるを得なかった」という消極的な理由から始まったものが多く、最近は失敗を経験して、挑戦することが怖いと感じる瞬間も増えてきました。だから、一歩を踏み出すのが怖いと思っている方がいたら、「私もまったく同じ気持ちです」と伝えたいです。
上手くいかない理由を探せば、いくらでも出てきてしまいます。そんな中で私が最近頑張って意識しているのは、「根拠はなくても信じる」ということ。
「私は特別な存在だから、きっと大丈夫」「見えなくても、私を助けてくれる人がいる」。そこに根拠はなくてもいいんです。そう思い込むことで、不安になったときも自分を保つことができる。信じることには強いエネルギーが必要ですが、もし一歩が踏み出せないときは、まずは根拠のない自信から始めてみてください。あなたの挑戦を、Tシャツのデザインとともに応援しています。
プロフィール:新名ゆう

現在大学2年生の年齢。高校2年生修了時に中退を選び、現在は「ギャップイヤー」の期間として自身の内省や様々なプロジェクトへの挑戦を続ける。
過去には岡山県の通信制高校サポート校にて教育・福祉の現場に携わる。現在はキャンドルなどを通じて立ち止まる時間を提案するブランド「Yasuragi」の運営に参画。
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One’s Lig・Ligueeについて

One’s LiGは、“リグる”を届け、新たな世界への入り口をつくるアパレルブランド「Liguee(リグイー)」が運営するメディアです。
日常生活からリグる(「殻を破って羽ばたく・挑戦する」)を想起させるため、カジュアルなパーカーやTシャツ・スウェット等のアイテムを用意しています。
なお、One’s LiGでは、「様々なチャレンジャーの生き様が新たなチャレンジャーの入り口となるメディア」をコンセプトに、チャレンジする人の生き様を伝えることでチャレンジを伝染させることを目的としています。
One’s Life = “生き様”のスラング、Gate = 扉、入り口、LiG ≒ リグる
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